弾きやすいウクレレとは?2015.12.12

ウクレレが弾きやすいと感じるか弾き難いと感じるかは、それぞれ個人的な感覚なので何とも言えませんが、一般的にはネックシェイプや厚み、弦高等によって随分変わってきます。またソプラノウクレレが丁度いい大きさか、それともコンサートやテナーの方が弾きやすいか等々。

 

 

手の大きさは女性より男性の方が大きいからと言って、女性ならソプラノが、男性ならコンサートやテナーの方がと一概には言えません。経験上、女性の方でも多くの方がコンサートを選択されますし、ソプラノを好む男性もいます。ただ体の小さい子供の場合にはソプラノや更に小さい子ならベビーウクレレが体にフィットしてしっくりくるようです。

 

 

ウクレレの弦高

 

 

ウクレレ工房 F’s uke のウクレレの弦高は基本的には12フレット位置で2,5㎜。これは1弦側、4弦側で同じです。2,3弦は太くテンションが弱いのでビレ防止のためにコンマ2㎜程度上げて2,7㎜といった感じです。弦高はネックが反ってきたり表板が沈んで来たりで、長期的には変わってくる場合があります。弦高は2㎜近くになるとビレてきますし、3㎜を超えると押さえづらく感じるかもしれません。

 

 

ウクレレネックの厚み

 

 

ネックの厚みですが、ウクレレ工房 F’s uke のウクレレは他のメーカーのモノより全体的に薄めにはしています。また特に女性の方からは手が小さいので12㎜程度に薄くしてほしいというご依頼はよく受けることがあります。ネックは薄い方が厚いものよりセーハがしやすく運指が楽に感じるようです。ただ薄いネックは強度的に心配な面もありますので間に黒檀を挟んで強度を持たせています。

 

弦高は丁度いい感じだけどネックが厚くて弾き難いという話はたまに聞きます。そんな時には思い切ってネックを削ってしまうのも一つの方法かも。ネックを好みの厚みに削って再度塗装をすれば綺麗になりますし、格段に弾きやすくなると思います。


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