ウクレレのサンディング作業2016.02.12

ウクレレのサンディング

 

刷毛塗りの中塗り塗装が終わった次の日にはサンディング作業を行いますが、冬の寒い日等は乾きが遅いので1日開けたりすることもあります。乾きが不十分でサンディング作業を行うと、上塗り塗装の段階で導管が凹んでしまい仕上がりが綺麗にいかないので、十分に乾いてからサンディング作業を行う必要があります。

 

サンディング作業は240~320番手の紙やすりで磨きます。あまり粗いペーパーだと傷が残ってしまいますし細かすぎると作業がはかどりません。また乾燥が不十分だと紙やすりが目詰まりしてしまい仕事になりません。乾燥した塗装面を240~320番手の紙やすりで磨くのが一番効率良く仕事がはかどります。

 

この作業の段階で見つけたすき間やピンホール等は瞬間接着剤等で必ず埋めておきます。上塗り塗装をしてから手直しするよりこの段階で直しておいた方が綺麗に仕上がるので、見逃さないように良くチェックして。しかし粉まみれの状態で分かりにくかったりもするので見逃してしまうことも。その時は仕上げの時に直すしかありません。

 

サンディング作業を行うと一旦塗装の艶が完全になくなります。ペーパーで磨いて傷がつくからですが、すき間等を埋めて完全に綺麗にした塗装面に上塗り塗装を行うことで、平らで光沢のある塗装面が蘇ります。それでも吹き付け塗装だけで完全に平らな鏡面仕上げにはならないので乾燥した後、仕上げの工程で更に磨き上げます。


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