カマカソプラノ・ブリッジ再接着2025.07.12
古いカマカソプラノのブリッジ再接着修理。綺麗に剥がれてくれているので最も簡単に治せる剥がれ方です。表の歪みもほとんどないので、元あった場所にそのまま貼り付けます。また蛸足のブレーシングも貼られておらず、駒裏プレートのみなので、中に当て木を当ててそのままクランプで圧着するだけ。ブリッジの裏側と表板の接着面に残ったボンド滓を綺麗に取り除き、タイトボンドで貼り付けました。
コンサートやテナーウクレレだと中に蛸足ブレーシングが貼られてある場合も多く、その場合には中に当てる当て木もブレーシングに合わせて溝が切られている必要があります。ブレーシングの配置は各メーカーでまちまちなので、各種いろいろ用意してありますが、それらが合えばそれを使い、合わなければ新たに溝を切った当て木を1から作ります。その点、ソプラノだと大抵はコマ裏プレートのみなので、貼り付けが断然楽になります。