マホガニーについて2015.12.04

マホガニーは茶褐色の木材で目が素直なので加工がしやすいのが特徴です。ギターではネック材として、また横裏の材料としても使われます。ウクレレも同じくネック材として、あと表材としてもオールマホガニーのウクレレで使用されます。

 

マホガニーパイナップルウクレレ

 

 

 

ウクレレ工房 F’s uke で使用するマホガニーは2種類。ホンジュラス産のマホガニーとアフリカ産のマホガニーです。基本的にはネック材はアフリカ産マホガニー、ボディ材にはホンジュラス産マホガニーを使用します。

 

アフリカ産マホガニーはホンジュラス産と比べて色が少し薄く、木目が多少入り組んでいたりします。ホンジュラス産マホガニーは色がより濃く、目が通っていて均一なので、何よりナイフ等で削ってみると違いがはっきりと分かります。

 

マホガニー

 

画像の左側がホンジュラス産マホガニーのネック材とブロック材、右側がアフリカンマホガニーです。ホンジュラス産は今ではワシントン条約で制限がかかっていますので、価格が高騰しています。画像のマホガニーは15年以上昔に購入したものですが、その頃は2,000円しなかったような記憶が。現在では10倍近くなっているみたいですね。

 

画像のネック材はへの字材です。最初からネック角が付いた材料でそのままネックとして加工できますが、私は1枚板からヘッド部分を接着する方法を好みます。それぞれ製作家の考え方次第ですが、への字材はその形上から無駄が多いので私は無駄の少ない1枚板からネックを加工します。

 

ウクレレのボディ材としては基本的にホンジュラス産マホガニーを使用します。色が濃く見た目も綺麗だからです。ただコアと比べて音が少し弱く杢もほとんど出ないので豪華さがあまりないのが難点です。


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