ウクレレストラップピンの取り付け位置2015.12.30

ウクレレのエンドピン

 

ウクレレにストラップピンの取り付け依頼をよく受けます。ウクレレ専用のストラップピンが特別あるわけではないのでギター用のストラップピンを流用します。金属製のものが大半ですが、たまに木製のストラップピンを付けることもあり、より高級感が出ていい感じです。ボディ上部にはヒールキャップに取り付けたり、反対側のヒール部分、または付けずにヘッドに結わい付けるタイプのストラップを使用する方もいます。

 

昔、裏板に大きなゴムパットを貼り付けてずり落ち防止に利用するウクレレの先生を知っていますが、これは音が変わってしまいそうで、どうなんでしょう、ストラップを掛ける煩わしさからは解放されますが。

 

 

 

 

ヒールキャップのストラップピン

 

金属のストラップピンにはニッケルまたはゴールド、ギブソンタイプ、フェンダータイプといろいろ種類はあるので、指定があれば対応しますし、無ければお任せでも構いません。ドリルで取付か所に穴を開けてネジ止めするだけなので、素人の方でも出来そうですね。ピックアップが取り付けてある場合にはそれがボディ下部のエンドピンの代わりになります。

 

 

ヒール反対側へのストラップピン

 

 

ボディ上部の取り付け箇所としては、裏板上部・ヒールキャップ・反対側のヒール木部へといくつかありますので、ご指定の場所に取り付け可能です。ヒール部への穴あけはちょっとコツ入りますが電ドルで慎重に穴あけします。

 

 

木製エンドピン

 

 

木製ストラップピンの場合にはもう少し手間がかかります。金属ストラップピンよりは大き目な穴を開けて、専用リーマーで穴を広げます。木製ストラップピンの埋め込み木部はテーパーが付いているので、専用のリーマーを使って同じテーパーに穴を広げます。こういうものは基本的に接着はしません。ですので緩くならないように慎重に穴を広げて、ピッタリにキュッと止まるのが理想です。


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