ウクレレのバフ掛け作業を終え2016.04.22
ラッカー塗装の場合、約1週間程度乾かしてから水研ぎ・バフ掛け作業を行います。ウレタン塗装等に比べてラッカーはどうしても塗膜が軟らかく乾燥が遅いので、その分手間がかかりますが磨き上げると驚くほどピカピカに仕上がります。バフの回転数を落とし気味に、コンパウンドも中目・細目・極細と何種類か使って磨き上げます。
ラッカーは塗膜が軟らかくウレタン等に比べて磨きやすいですが、それでも簡単には光りません。バフ布もコンパウンドも何種類か替えながら、最終的には鏡面仕上げまで持っていきます。最近使用するコンパウンドを変えてみたり種類を増やしてみたりして色々試しているので、以前と比べてより艶々に。蛍光灯の光がまぶしいくらいに輝いています。
ボロ(塗装)は着てても心(音)は錦とはいえ、せっかくいい音がするウクレレならボロを着せるわけにもいかないので、最近は特に気合いを入れて磨き上げています。それでも木は呼吸をしているので時間が経つと塗装面がくすんできたり、導管が凹んで来たりするのが悲しいですが。宝石のように永遠の輝きとはいってくれません。