カマカ表剥がれ修理2021.07.20
かなり年代物の古いソプラノカマカ、表板の大半が剥がれてしまっていて割れも何ヵ所か入っているようです。中のバスバーも剥がれているようなので、それも何とかしてから貼り直さないといけません。何十年も経つとここまでボンドが劣化してしまうのか、とにかく接着の剥がれが酷いですが治します。最終的には表板に艶消し塗装を吹いて仕上げます。
このカマカは肩部分に亀裂が入っていて、驚くことに表板の薄さがこの部分だけ紙1枚程度の薄さ。何でこんなに薄くなっているのか良く分かりませんが、これでは割れるだろうというくらい薄い。中から補強をしっかりして治しますが、あまり磨き過ぎるのも怖いので、さて綺麗に治ってくれるかどうか、とにかく治します。
<追記>
一応綺麗には治りましたが肩部分の板の薄さは如何ともし難いので、裏から補強をして塗装も厚めに塗りましたがそれでも不安が残ります。軽くぶつけただけでも割れそうで怖いですが、どうぞお気をつけて。