サテンフィニッシュのコンサートウクレレ2016.06.04

サテンフィニッシュのコンサートウクレレ

 

サテンフィニッシュというよりマットフィニッシュと言うべきか、艶消し仕様のコンサートウクレレが完成しました。ご依頼主が工房へお越しになり、お見せした艶消しの見本と同程度の艶消し具合にしたつもり。半艶消し塗料、全艶消し塗料としても売っていますが、私はクリアに艶消し剤を添付して吹くので、艶消しの具合は調整が可能です。添付が多ければ多いほどより艶消しになります。

 

艶消し塗装は吹きっぱなしで仕上がるので楽ではある反面、研磨傷が目立ちやすかったり、塗料にごみやチリが混ざるとどうしようもなかったりと、メリット・デメリットはあります。一般的には水研ぎ・バフ作業を省略できるので安価なウクレレで行われることが多いですが、この質感がお好きな方もいるので一概には言えませんが、ご指定があれば艶消し塗装を施すのはわけありません。

 

カスタムインレイ

 

指板には大きく拡大したイニシャルの一文字 C が入りました。このくらいの大きさなら手加工でも出来ましたが、今回はベトナムの業者へ製作依頼しました。時間はかかりましたがご指定いただいたフォントで作ってもらえたので良かったです。ウクレレ教室にはすでに発送済み。近日中に生徒さんのお手元へ渡る予定です。


Top