サニーDブリッジサドル交換修理2016.06.08
何度かご依頼いただいている方からのサニーDのブリッジサドル交換修理です。サドル溝の両端にアンダーサドル用ピエゾマイクを取り付ける穴が開いており、現在では取り外してあるのでその両端の穴が横から見えてしまっています。この穴を見えないようにと言うご依頼でしたのでサドル溝を掘り下げます。溝を掘り下げる以上、現在付いているブリッジサドルは使用できませんので新たに作り直す必要があります。
溝は底が平らになるように慎重に鑿で削ります。溝を掘り下げる以上、必要になるサドルの高さも考慮して、何とかギリギリギター用のサドル材で対処できそうなので問題ありません。サニーDの骨材は元々が非漂白なので、新たに作るサドルも同じビンテージ骨で。またついでに High G 用にピッチ調整も合わせて行いました。
古いカマカ等では弦長補正を全く行っていないウクレレもあったりしますが、このサニーDはちゃんと弦長補正がされてありましたので、ピッチ調整をすることで音程もいい感じに安定します。最後にビンテージサドルをバフでピカピカに磨き、艶が出てきれいに仕上がりました。