レイスドフィンガーボード・ハカランダ・6弦テナーカッタウェイ2024.11.04
レイスドフィンガーボードとは嵩上げされた指板のことでハイフレット部分での演奏性の向上を目指した試みですが、主にクラシックギターの世界で行われているようです。私の修行時代には一般的では無かったので、存在自体は知っていましたがやったことはありませんでした。そしてまさかウクレレで行うことになるとは思ってもみませんでしたが、今回ウクレレで初めての試み、レイスドフィンガーボード仕様のハカランダテナー・カッタウェイが完成しました。
このレイスドフィンガーボード、中々の曲者で作業工程が通常と結構変わります。ネックヒールブロックをまずボディに接着した後に指板とネックをボディに貼り付けるというやり方、正しいやり方があるのか知りませんが、こうでもしないと恐ろしく困難な作業になりそうなので自分はこうしました、他所は知りません。ボディ表板も前ブロックに向けて落ち込ませたり、いろいろ大変でしたがとても喜んでもらえたようで、今回は6弦仕様でしたが次は4弦のウクレレ仕様でもう一台作ることになりました、凄い!