ウクレレ指板の膠接着2016.07.07
ウクレレ指板の膠接着が終わりました。膠作業は冬場より夏のほうが断然やりやすいですが、この暑い中それでも電気ストーブで接着面を炙り作業部屋の中は蒸し風呂状態。冬場は石油ストーブで炙りますが夏場は電気ストーブでさっと炙って接着、それでも膠はゲル化することなくちゃんとくっ付いてくれます。冬場は塗ったその場からすぐゲル化してきてしまう膠ですが、夏場はそんなこともなく作業がしやすいです。
指板の接着は他の作業の時より気持ち薄目の膠で。接着面が広くなるほど膠の濃さは薄めにします。とはいえあまり水みたいに薄くしてしまうと接着力が落ちるので、そこまで薄くならないように、かといってつるつる滑ってしまうほど濃い膠でもダメで、その辺は丁度いい濃さを把握していなくてはいけませんが、まあ長年やっていればそういった感覚は自然と身についているものです。今日以降、ネックを削ったら磨いて塗装に入ります。