ウクレレネックのヘッド接ぎ2016.07.16
前回作ったのがいつだったか忘れてしまいましたが、ウクレレのネック材も残り少なくなってきたので、少しまとめて作りました。ワンピースネックのへの字材は今では全く使わず、スカーフジョイントと呼ばれるヘッドをネックに接着するやり方に今では統一しています。への字材はヘッド角がついているので材料の歩留まりが悪く、その点スカーフジョイントだと1枚板から作れるので材料が無駄になりません。
ウクレレネック用の長さに切り出されたマホガニー材をヘッドのところで斜めに切ります。ヘッド角は私の場合12~14°くらい。ネックとヘッドに切り離したらひっくり返して重ね合わせます。あとはそのまま接着面を平らにするわけですが以前は手鉋で、現在では治具を使ってドラムサンダーで平らにします。
クラシックギター等のスカーフジョイントでは V ジョイントと呼ばれる、ヘッドの継ぎ目を三角に尖らせるやり方がよく行われますが、そこまではちょっとやってられないのでウクレレネックは平らな面を接着するだけです。あとはヘッドを接着した状態でそのままストックしておき、実際にウクレレを作る段階になったら天神を貼り付けて実際に加工することになります。