ハカランダの横板の割れ止め2016.11.07
ハカランダはローズウッドに比べると音がいい反面、堅く粘りのない木なので割れやすいのがネックなのですが、少しでもそれを防止するために割れ止めを貼ります。クリップで挟んで接着するのが一般的ですが、もう少しガッチリ押さえたいので私の場合はクランプで固定します。ハカランダは割れる時は何をやっても割れてしまうので悩ましいところですが、予防措置はしないに越したことはありません。
今回製作しているハカランダのウクレレのうち、テナーやコンサートはもちろんのこと、ベビーウクレレのような小さな楽器でも念のため割れ止めを貼りました。一般的には表側のライニングと裏側のライニングの間に接着しますが、私の場合はライニングに溝を掘って表側から裏側まで貫通させるやり方。本当にそうすべきかは制作家により色々考えがあるでしょうけど、その方が割れ止めの本来の役割を果たしてくれそうに思うので。