ウクレレブリッジ剥がれ修理2017.05.13

カマカブリッジ剥がれ修理

 

長期間保管されていたというカマカのブリッジ剥がれ修理。綺麗に剥がれてくれているので修理としては逆にやりやすいです。表板も特別歪んでおらず接着面も綺麗なので、古いボンドを削り取ってそのまま接着し直します。クランプで仮止めしたところ隙間もなくぴったりとくっつきそうなので、今回はエポキシ系の接着剤ではなく普通にタイトボンドで圧着します。

 

古いカマカでは割とたまに見かけますが、このウクレレも表板のセンターが思いっきり接ぎ割れしてしまっています。接ぎが甘いのか材の乾燥不十分なのか、はたまた楽器の保管状況が良くなかったのか分かりませんが、これを治すには埋木をして塗装も必要になってくる大修理になってしまいます。今回は音が出るように治ればいいということなので、接ぎ割れは目をつぶってブリッジを接着しました。

 

カマカブリッジ再接着修理

 

接着後の弦高も問題なし、フレットがかなり汚れて汚くなっていたので軽く磨いておきました。綺麗なフレットのほうがやはり気持ちいいので。


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