ハカランダ・テナー&バリトン2017.10.03
長年クラシックギターばかり作ってきたのでクラシック風なウクレレを作るというわけでもないのですが、今回のご依頼主はクラシックギターを弾く方なのでクラシックギターっぽいテナーとバリトンウクレレにしてみました。それにしてもこれほど見事なハカランダ、一体いつまで使うことができるかといった感じですが今回は贅沢にテナーとバリトン両方でとっておきのハカランダを使用しました。
ハカランダは素晴らしい音がする反面、とても割れやすい材。今回のハカランダは裏板こそ問題ありませんでしたが横板の一部にほんの少し割れが。それでも材の大きさに余裕があったので何とかその部分を外して曲げることが出来ました。テナーウクレレは指板もハカランダ仕様、しかもとても希少なカーリーハカランダ指板材です。ここまで前面に入ったカーリー材は今まで見たことがなかったです。今回はとても貴重な材ばかりだったので無事に仕上がってホッとしています。