センター接ぎ接着2018.08.07
とにかく台風が来る前にセンター接ぎ接着作業が終わってよかった。こういった肝心要の接着作業で高湿度環境はあまり宜しくありません。久し振りに鉋も新調してすこぶる調子がいい、千代鶴石堂とはいきませんがでも良く切れて気持ちがいいです。修業時代と違い、接ぎ作業は全て手鉋で行うので鉋が調子がいいと作業がはかどります。接ぎは真ん中を気持ち透かすのがコツ、これを手鉋で行いますが、修業時代は何とこれを手押し鉋で行っていました。
真ん中を気持ち透かしてハタガネ1本で固定するのが今までのやり方、最近はハタガネ3本にしてしまっていますが完璧に出来れば1本でいけます。透かし過ぎてもダメ、逆に両端が透いてしまうのも不合格、その辺の判断はやはり経験が必要です。ハタガネで真ん中を軽く押さえて板を押してみます。真ん中が動かず、両端も動きがきついくらいがちょうどいい感じです。修業時代は手押し鉋を調整してこれを機械的にできていたので、あれは仕事がはかどりました。