テナーウクレレではカッタウェイにすることも多いですが、今回はノンカッタウェイのコンサートスケールで製作します。以前製作したテナーウクレレは確かコンサート・ロングネックをテナーのショートネックという事で作りましたが、今回はさらに短いコンサートスケールで。スケールが変わる時にまず気にするのはブリッジ位置で、余り上過ぎたり下過ぎたりするのは、それはそれで有りかもしれませんが、あまり極端なのは避けたいところ。今回のはまあ許容範囲かという事で14フレットジョイントで大丈夫そうです。

ボディ厚はテナーウクレレにしては薄めの60㎜でご指定通り。綺麗なカーリー材の丁度いい幅のコアがあったのでそれを使用しました。裏板も写真では分かり難いですが綺麗なカーリー柾目材、表板はスプルースになります。弦もご希望があったのでわざわざ送って頂きました。というわけでまだまだ完成は先ですが、何とか年内には完成させます。