インレイワークについて2015.12.19

ハイビスカスインレイ

 

インレイまたは象嵌について、ウクレレに限らず弦楽器やはたまた家具等でも昔から象嵌は行われています。インレイとは1㎜程度の薄い貝シートを何かの形に切り抜き、それを木部へ埋め込みます。ギターやウクレレであれば主に指板やヘッド上部へのインレイが一般的。ウクレレも音が一番大事なのは当然として、見た目が綺麗なインレイを施して装飾を楽しむのも全然ありだと思います。

 

 

インレイに使用される貝の種類ですが、アワビ貝、アバロン貝、白蝶貝、パウア貝等色々。白・赤・黒・黄・緑など自然な色がでた貝の種類がたくさんあるので、それらを組み合わせてデザインを決めるのが一般的です。

 

ウクレレ工房 F’s uke でもインレイのご依頼はよく受けます。指板やヘッドにウクレレならではのデザインのモノが多いですが、あまり複雑ではない字体でイニシャルを入れることも良くあります。

インレイワークはそれこそ腕の見せどころということで、昔からとても複雑なデザインを施す製作家もいらっしゃいます。F’s uke ではそこまで複雑なインレイワークはしませんが、簡単なデザインであれば手作りで入れることはできます。

 

また外国にはインレイ専門の業者もいて、おそらく機械加工で作っていると思われますが、とても複雑なインレイを販売しています。複雑なものは大抵そこから取り寄せて、簡単なものやご指定のデザインが販売されていない等の場合には、手作りで行っています。


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