ウクレレのロゼッタについて2015.12.22
ウクレレのサウンドホールの飾りでは一般的には簡素なものが多く、ハワイのウクレレではそもそも何も飾りがないものが主流かもしれません。カマカ然りコアロハ然り。ウクレレ工房 F’s uke では一応工房製なのでサウンドホールの飾りは必ず施します。大抵がアバロン貝を巻きますが、私はクラシックギター出身なので木製象嵌のロゼッタにも挑戦してみたりもします。
木製象嵌のロゼッタを作るのか結構大変で薄い突板を何枚も重ねて貼り、スライスしてからさらにそれを何枚も重ねて再度貼り合わせます。昔のクラシックギター製作家はロゼッタも自分で製作していましたが、現在では専門業者があるのでそこから取り寄せるのが大半ですが、ウクレレ用のロゼッタというのは見たことがありません。まあ頼めば作ってもらえそうですが。
画像のロゼッタは0.7㎜の突板で少し簡素なデザインです。次は0.5㎜の染めた突板でもう少し複雑なデザインにも挑戦してみようとは思っていますが、ウクレレはギターと比べて小さいのでどこまで細かいデザインができるか、ちょっとやってみないと何とも言えません。
外国のクラシックギターのロゼッタではとても複雑で見事なデザインのものも見かけます。今はちょっと忙しくてできませんが、そのうちまたロゼッタ作りもしてみたいと思います。