ご注文いただいていたベビーウクレレが完成しました。3～5歳児対象の小さなウクレレということで作りましたが注文いただいたのは立派な大人の方。大人でも充分に弾くことができます。ちょっとしたトラベルウクレレとしてもいいかもしれません。小さいので鞄の中に入ってしまうくらいです。ベビーウクレレ用のケースはないのですが、ご注文主の方がベビーウクレレ用のソフトケースを作っていただくそうです。ちょっといいかも。

ベビーウクレレは弦長が短い楽器なので専用の弦がないとテンションが弱くなってしまいます。で専用の弦は無いのでソプラノ用やコンサート用で代用するしかないのですが、そうするとどうしてもテンションが。テンションが弱いと音も落ちてしまいがち。中々悩ましいウクレレでもあります。

クラシックギターの世界でも650ｍｍ弦長が標準ですが、その他にも640mm、630ｍｍ、610ｍｍ・・・と弦長の短い楽器もあります。世の中には手の小さい方や体の小さい方がいる以上、仕方がないのですが弦長の短い楽器は音を犠牲にしているようなところもあります。また有名な工房で630ｍｍ以下の楽器は作らないというところも。音が落ちる楽器は作れないということでしょうか。

弦は同じ弦長で同じチューニングであれば太くなるほどテンションが強くなります。ベビーウクレレは弦長が短くテンションが弱めなのでどうしてもビレやすいのですが、今回は大人の方が弾かれるのでウクレレコンサート用で少し太い弦を張ってみました。内部構造も少し変えてみたので音が少し変わったかもしれませんがいかがでしょうか？