2本目のオベーションウクレレ修理2016.03.02
フレット交換で来たオベーションのテナーウクレレ。フレットの背が低くて押さえにくいということなのでギター用の背の高いフレットを取り寄せて打ち直しました。当然フレットの背が高くなったのでそれに合わせて上ナットも作り直しです。そのままでは開放弦でビレてしまうからです。弦高は若干高めだったのでブリッジサドルも作り直しかとも思ったのですが、サドルを外すと何枚かスペーサーが入っていたので1枚取り除くことで丁度いい感じの弦高になりました。
オベーションテナーの修理が完成したタイミングでもう1本今度はオベーションのコンサートがやってきました。こちらはビレ修理。フレットビレ自体はナット・サドルの交換とフレット擦り合わせで大体直りそうなのですが、それよりボディ内部から気になる雑音が。
ボディを振ると内部からカラカラと音がします。どうやら配線等が外れて表板のどこかに触れてしまっている模様。そのため全フレットでフレットビレとは違う嫌な雑音が出てしまっています。
普通にサウンドホールが開いていればそこから手を入れて直すこともできますが、オベーションの小さなサウンドホールではそれもできません。専用工具もないですし一度オベーションの日本代理店、神田商会にお問い合わせいただくのがいいのかと。
サウンドホールは普通に真ん中に開けようよというお話でした。