トップ材やバック・サイド材、ブリッジ材や指板・ヘッド天神に至るまで全てハカランダを使用したオールハカランダのコンサートウクレレです。ネックまでハカランダならそれこそ文字通りオールハカランダですが、ネックだけは残念ながらマホガニー。それでもホンジュラス・マホガニーのいいところです。なんと贅沢なウクレレでしょう。

 

ハカランダは入手困難というよりほぼ入手不可能な材。それでも修行時代にはどんな裏ルートがあるのか、少し買えたりもしたのですが今ではどうなんでしょう？あまり調べていないのでよく分かりません。ブラジルでは普通にハカランダの木がそこらじゅうに生えてるようですが。私自身どうしてもハカランダとは考えていないので手持ちが無くなればそれで終了です。

 

　　　　

 

ハカランダは堅く粘りがないので割れやすい反面、音のはね返りがいいのでスプルースとの組み合わせで素晴らしい音を出しますが、今回は表板もハカランダです。スプルースのようにはもちろんいきませんが、ご注文主には喜んでいただけました。弾きこめばいい音がしてくると思うのでどうぞ弾きこんでいいウクレレに育ててください。

 

ちなみにハカランダは現在でもワシントン条約で規制されていますので、ハワイに持って行って弾きたいなんていうのはおそらく無理です。日本の税関にはハカランダを見分ける目利きがいるという噂をその昔聞きました。

 

<追記>

早速ご購入者様からウクレレの画像を送っていただきました。ありがとうございます。是非弾き込んでいい音を出してください。