オールローズ・コンサート・リフィニッシュ2025.06.02

オールローズ・コンサート・リフィニッシュ

 

茶位のオールローズコンサートの再塗装修理。ローズ系のトップは大抵鳴りづらいものが多いですが、この茶位は意外とよく鳴っています。表板はとても綺麗でそのままいじらず、裏横やネックヒール部分に白いマダラの白濁したところがあり、これは一旦剥離しないと取れないということで、オーバーホールしました。ヘッド部には貝ロゴが入っており、これは薄い貝で剥離すると一緒に取れてしまうのでいじらず、上塗りのみ行いました。表はウレタン塗装だと思うので、裏横ネックも同じウレタンで仕上げました。

 

UPT交換が元々の修理内容でしたので、オーバーホールの過程で穴を拡げました。ヘッドの厚みは問題なし、厚すぎるとUPTLになりますが、今回のは普通にUPTの持ち込み修理です。またナット弦高が少し高めだったので、ギリギリまで下げ、サドル弦高も2mm程度まで下げました。2,3弦はそこまで下げると大抵ビレっぽくなってしまうので、気持ち高めにしておきました。


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