ウクレレ横板・打痕修復2019.04.09
ウクレレ横板の打痕修復の修理です。打痕にも色々あり、塗膜のちょっとした凹みなら水研・バフ掛けで治る場合もあれば、今回のように木部まで達した打痕だと、どうしても再塗装が必要になります。今回の打痕は完全に判らなくはならないと思われましたが、結構いい感じで綺麗になりました。よく見れば判りますが、でもパッと見では全然分かりません。
このウクレレは着色されているようで、横板の塗膜を剥離したら白っぽいコアが出て来ました。なので打痕傷を修復後、下塗り塗装をしカラーを吹いてから艶消しを吹き付けました。艶消し具合も結構ツヤ有りっぽい艶消しだったので、艶消し剤を少なめに半ツヤになるように調整して吹きました。艶消し具合を合わせるのは難しいですが、それなりにいい感じになりましたね。