ハワイアンコア・ブックマッチ材2018.11.05
ブックマッチ材とは文字通り本の見開きのように左右対称という事で、実際厚板をスライスしていけば何組ものブックマッチ材が取れますが、木目が板に対して垂直に入っていない場合も多く、その場合は隣り合わせの板同士でないとブックマッチに見えない事も。また今回のブックマッチ材は木目が斜めに走っているので、左右の木目が綺麗に揃うようにあえて少しずらして接ぎしました。
もちろんそれによって板の大きさが足りなくなるのは本末転倒なので、大きさに余裕がなければ出来ません。今回はコンサートサイズで取るので、大きさは問題ありませんでした。横板材がもう少し長ければ天神材も取れたのですが、今回のはそこまで余裕がなかったので、表裏の余りを接ぎして天神材を作りました。という事で表裏横のセット+天神材も同じ材から取ることが出来、高い楽器なのであえて合わせてみました。