ブラジリアンローズウッド2016.09.10

ブラジリアン・ローズウッド

 

ブラジリアンローズウッド、日本では別名ハカランダとして知られていますが、厳密にはいくつかの種類を総称してハカランダと呼ばれているようです。世界的に今だ取引が禁止・制限されている木材でその希少性のためとても高額な価格がするローズウッドの中の王様的存在。その音の素晴らしさ故、昔からギターの世界では重宝されてきた木材です。

 

今回テナーウクレレに使用予定のハカランダはハイグレードのブラジリアン・ローズウッドです。ハカランダはいろいろな色味を見せる木材。ほとんど木目が黒く見た目があまり面白くないローグレード材から今回のようにとてもカラフルなハイグレード材まで色々ですが、音はどの材も素晴らしいのでやはり高級機種でしか使用されません。

 

ハカランダは音が素晴らしい反面、堅く粘りのない木材なので割れやすいのが難点。経年変化で割れてしまうこともあれば製作段階ですら割れることも。半ばハカランダは割れるものとあきらめ、割れたら割れたでそこを補修すればいい程度に割り切って使用しています。割れないときは全く割れませんが。

 

ハカランダとスプルースの組み合わせが本来の王道ですが今回表板はハワイアンコア。さて、どんな音がするのか、この組み合わせは初めてなのでちょっと楽しみです。


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