ブリッジ・オクターブチューニング調整?2018.10.05

ブリッジ溝掘り直し修理

 

いくらいい音がしようとブリッジが正しい場所に付いていなければ駄目だろうとは思わないのだろうか?右に寄り、斜めになり、さらに上方にズレるという状態で、もはや楽器でないところを何とか楽器として蘇らせるべく修理します。右に寄っているのはオーナーの方も諦めるという事なので、あえていじらずブリッジ溝を後方へずらすために掘り直します。幸い溝を掘るスペースが十分あったので、元の溝は一旦埋木してから後方へ掘り直しました。

 

オクターブ調整やピッチ調整はもちろんどうすることもできないのですが、サドルの接点を後方へずらして一応オクターブ調整してない昔のハワイのウクレレくらいには治ったので、まあ良しとしましょう。もしフレット音痴だったらどうすることもできませんでしたが、意外にもフレット間隔は結構完璧で、だったらなおの事ブリッジは正しい位置へ接着しましょうよという、何とも残念な楽器でした。


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