ウクレレブリッジ再接着修理2023.10.11
ウクレレブリッジ剥がれの再接着修理。今回のは届いた時点ですでに完全に剥がれてるので、容易に接着できると思います。位置決めのピンも付いてるので、そのまま同じ場所に貼り付けます。ボンドの層ができているので、これは完全に綺麗に取り除きます。取れた原因はおそらくこのボンドの層。ボンドの層ができず木部が密着することで接着力が出るので、こんなにボンドの層が出来ていれば、いずれ取れてしまいます。ブリッジはとにかく強い力がかかる所で取れることも多いので、接着には気を使います。
それとトップ落ちが少し出ていて、これも治して欲しいということなので、まずはこちらを矯正します。トップ落ちは中々戻ってくれないので、どこまで矯正できるか分かりませんが、現在中に当て木を付けて矯正中です。もちろん裏を開ければもっと完璧に矯正できそうですが、そこまでは出来ないので、カーリーマンゴー材で少し厚めの表板。蛸足も貼ってあるようなのでどこまで戻るか、とにかくやってみます。
<追記>
トップ落ちは熱を加えたり色々やってみて、全く戻らないこともありますが、今回はいい感じで戻ってくれました。ブリッジ再接着は塗膜が極厚だったので、接着面を出すのに苦労しましたが、綺麗にボンド滓を取り除き接着しました。一応木地面には接着されていたみたいですが、塗膜が極厚過ぎてその分圧着できなかった、そんな感じみたいです。