以前ナット・サドル交換をしたサニーDが再度ビレ修理でやってきました。弦高を測ってみると12フレット位置で約2㎜。さすがにこれではビレても仕方ありません。サニーD のネック・指板はとても厚く、通りは問題無し、となると後は表板が凹んだくらいしか考えられませんが、はっきりとしたことはよく分かりません。ウクレレの表板は薄いこともあり弦のテンションや乾燥等で凹むことは割とよくあります。トップ落ちがひどくなると弦高が低くなりすぎて、そもそも演奏が不可能になってしまいますがこのウクレレはそこまでひどくなってはいませんね。

このサニーDはそもそもネック角が弱く、その上指板がとても厚いのでブリッジサドルが高くなってしまっています。もう少し指板を薄くできればいいのですが、とりあえず弦高2.5㎜でサドルを作り変えました。また2弦ビレということなので2，3弦は気持ち高めに3㎜程度に上げました。一応フレット面の擦り合わせも行い、ビレもほぼ止まってくれたようです。2，3弦はテンションが弱めなのでビレが良く起こります。なのでいつも2，3弦は気持ち高めにセッティングします。