セニーザ・順反りネック矯正修理2017.08.17
ウクレレは通常弦を緩めることをしない人が多いので、ネックは弦で引っ張られて順反り傾向になることが多いですが、それ以上に木そのものの反る力のほうが強烈だったりもします。で今回は順反りネックの矯正修理。専用のネック矯正ヒーターで指板面を熱して矯正します。大抵はこれでまっすぐに治りますが、たまに治らないことも。木が持っている反る力が強力だと後々再度沿ってくることもあり得ます。
このセニーザのネック材はハワイアンコア。マホガニーネックより反りやすいかなと思わなくもないですが、とにかくまっすぐに矯正はできました。指板面を1~2時間程度熱した後、そのまま2,3日放置。これで大抵はまっすぐに治ります。熱するとフレットバリが出ることが多いので、バリ取りはしっかりと行います。順反りのために気持ち高めだった弦高もいい具合に下がったのでブリッジサドルをいじる必要はありませんでした。