コンサートとテナーの中間スケール2016.03.05
コンサートとテナーの中間スケールのウクレレをいくつがご注文いただいているので作り出します。1台はコンサートボディのロングネック、もう1台はテナーボディのショートネックになります。どちらもコンサート・テナーの中間スケールです。最近このコンサート・テナー中間スケールのご注文が増えてきました。それほど意図して作ったわけではないのですが、コンサートでは短すぎテナーでは長すぎると感じる人が意外に多いのかもしれません。
元々の発案はウクレレを納入している問屋さん。コンサートのロングネックをテナーでなくその中間くらいにしてみたら?という雑談から始まった話です。スケールはちゃんと計算式があってソフトが自動でフレット間隔を計算してくれるのでスケールが決まればおのずとフレット間隔は決まってしまいます。後はその通りに治具を作るだけなのでいくらでも任意のスケールで作ることは可能です。
スケールが変われば当然ブリッジの位置も変わってくるので14フレットジョイントにするか又は12フレットの方がいいか等、またそれに合わせてサウンドホールやブリッジの位置も調整して、あまりサウンドホールが上過ぎたり、ブリッジが下過ぎたりといったことは避けたいところです。
世間一般に中間スケールのウクレレが流通しているのか、調べたことがないので良く知りませんが意外にニーズがあるのかもしれません。作るのは訳ないので需要があるならいくらでも作ります。