F’s uke のヘッド上部には必ず f  一文字のロゴマークが入ります。一部問屋さんに卸しているウクレレで全国の楽器屋さんに並んでいるウクレレはまた別。こちらはヘッドに Furubayashi と入っています。Furubayashi は金文字のインレタで上塗り塗装直前のサンディング面に擦りつけて貼り付けますが、f ロゴは薄いアバロン貝なので木部に直接貼り付けます。

ｆ ロゴは木部に埋め込む象嵌をしていません。瞬間接着剤でヘッド上部の木部に直接貼り付けます。瞬間接着剤のシミが見えますがその上から塗装すると全く分からなくなります。貝ロゴをちゃんと象嵌して埋め込む製作家もいますが、ウクレレ工房 F’s uke ではより簡単でしかもより綺麗に仕上がるのでこの方法を採用しています。

いくら薄い貝だとはいえ、コンマ何㎜かの厚みはありますので、それなりに塗装をのせないと平らにできません。実際のせた塗装が薄くてロゴは剥げてしまったことも何度かあります。そうならない為に何度も厚く塗装をのせて塗装の厚みを持たせる必要があります。

ウクレレと違いクラシックギターの場合は通常ヘッドにロゴマークを入れませんが、その代わりヘッド彫刻をしたりすることもあるのでウクレレでもヘッド彫刻なんて面白いなぁと思います。いづれチャレンジしてみるかもしれません。