Gストリングの割れ修理2017.04.25
長期保管していたウクレレを久しぶりに出してみたら割れていたということで修理にやってきたGストリング。とはいうものの何かの衝撃がないとこういった割れ方はしないのかなぁとは思うものの、保管状態もあまり良くなかったようで原因はその両方かもしれません。駒下部分は3か所のクラックで完全に開いてしまっているので埋木が必要。また裏板も接ぎ割れと端部分のクラックがあり、そちらも埋木が必要になります。最後にボディだけ全体塗装して仕上げます。
確かにこのGストリングは保管状態があまり宜しくなかったようで、表板がかなり凹んでしまっています。元々の板の乾燥が不十分だったかもしれませんが、板がかなり歪んでしまっていてクラック部分も完全に開いてしまっている箇所がいくつか。ただのクラックの場合、圧着できればそれで付きますが、乾燥で開いてしまっている場合には圧着しても付かないので、その場合には埋木をする必要があります。