ギブソンアコギ表交換修理2021.10.26

ギブソンアコギ表交換修理

 

ギブソンアコースティックギターの表交換修理がきました。ギター修理は今までほとんど受けていませんでしたが、最近はクラシックですがギターを作り出したこともあり、以前ウクレレをオーダーして頂いた方からのご依頼ということでやる事になりました。装飾や内部構造は基本的に模倣する事になりますが、とりあえず表外してからちょっと考えてみます。塗装もなんと全面セラック塗装。表のみセラックはクラシックでよくありますが今回は全面セラック、フレンチポリッシュというやつです。

 

アディロンダックスプルース

 

表板はアディロンダックスプルース指定、ウクレレ材で少量ストックがありましたが、ギター用のアディロンダックは持っていなかったのですぐ使いの材料を取り寄せました。アディロンダックはこんなにも高いのか!と卒倒しながらも一応何台分か買いました。今回使用するのはマスターグレード。アディロンダックは木目の幅が広くクラシックではあまり馴染みがありませんが、アコースティックでは重宝される材。とりあえず使ってみます。

 

<追記>

ギブソンギター・アディロンダック表板

 

表板が完成したのでこの後ボディにセットされます。基本まんまコピーですがコマ裏はローズウッドにしました。またブレーシング材も折角なので同じアディロンダックにしてみました。良い音出てくれるかな?

 

<追々記>

セラック塗装仕上げ

 

ようやく仕上がったセラック仕上げのギターです。すっかり遅くなってしまいました。セラックはラッカーのようにピカピカ鏡面仕上げとは中々行きませんが、でも綺麗に仕上がった方だと思います。


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