ハワイ・ウクレレ再塗装修理2023.12.22
昔のハワイのウクレレの作りが大胆で凄いのは知っていましたが、今回のウクレレも何とも大胆な作りで驚いてしまいました。ネックは半加工の状態で塗装されておりまだ四角い!フレットも横から思いっきり飛び出していて、フレットバリというより、弾いていたら血だらけになりそうなレベル。何故これで塗装に入ろうと思ったのか、驚愕してしまいましたが、ネックはきちんと削らなくては弾けるようになりません。逆反りも出ているようだし、ある意味治しがいのあるハワイウクレレです。
表板は普通にハワイアンコアですが、横裏が何故か白のベニヤです。これが気に入らないということで、初めベニヤの化粧板を削ると言っていたのですが、かなり薄いベニヤなので、それは中止して黒っぽく着色することに。一緒に表板も着色するので結局、黒っぽいウクレレに生まれ変わる予定です。修理をやっていると色々な他メーカーのウクレレが見れますが、今回のは今までないくらいに驚愕した1台でした。でもキチンと治します。
<追記>
ボディにカラーを吹いて仕上げました。ネックもキチンと削り、フレットのガタ付きも取ったのでビレもそれなりに解消しました。構造的に色々問題のあるウクレレでしたが、まあ何とか形にはなりましたね。