ハワイアンコアのグレードについて2015.12.02

コア材とF'sコンサートウクレレ

 

ハワイアンコアのグレードはいったいどのように決まるのか?

 

木目は真っ直ぐ伸びているか?節等は無いか?柾目材か?板目材か?充分に乾燥しているのか?色々な要素がありますが、まずは一番重要視されるのが杢の出具合になります。杢とは木目と垂直方向に延びる均一の模様で塗装をするとより際立ち派手な見た目になります。

 

 

Master grade

ハワイアンコアマスターグレード

 

全面に目の細かい激しい虎杢が浮き出たハワイアンコアがマスターグレードです。完全に柾目材で切り出されます。原木の何十本の中でほんのわずかしか取れない希少性があり大変高価です。ですが近年ではほとんどお目にかかることができない材料です。

 

AAAA grade

ハワイアンコアAAAAグレード

 

マスターグレードのワンランク下のAAAAグレードです。F’sウクレレでは主にこのランクの材を中心に使用しています。マスターグレードほどではありませんが、前面に激しい虎杢が出ています。このクラスの材でしたらまだまだ入手は可能ですが、それでも近年では価格も高騰してきていて、入手も難しくなっています。

 

AAA grade

ハワイアンコアAAAグレード

 

全面もしくは部分的に軽いカーリー杢が出ているハワイアンコアがAAAグレードになります。F’sウクレレでは主に裏横材として使用しています。また木目が斜めに流れていたり多少の節があったりと表材には使用が困難な材料がAAAグレードです。

 

AA grade

 

ハワイアンコアAAグレード

 

カーリー杢がほとんどあるいはまったく出ていない素杢のハワイアンコアがAAグレードです。このクラスのコアは節があったり目が流れていたり板目だったりと、なかなかウクレレ製作には使用が困難ですが、F’s uke では楽器材専門の供給業者へ注文して木目が真っ直ぐな材を確保しています。

 

 

厳密に線引きがしてありここから上がこのクラスと決まっているわけではありません。供給業者も大体の見た目や感覚で決めている感じもありますが、少なくとも F’s uke では上記のようなクラス分けをしています。


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