「ホヌ」のインレイのご依頼はよくいただきますが、初めて　「ホヌを・・・」　と言われた時は　「ホヌって・・・？」　でした。「ホヌ」とはハワイ語で海亀のこと。知ったのはご依頼をいただいた後でした。ウクレレはハワイの楽器なので、ホヌやハイビスカス・イルカ等、ハワイにゆかりのあるインレイをよく入れます。中でもホヌはやはり一番ご依頼が多いインレイです。

指板のポジションマークとしてホヌのインレイを入れることが多いので、大きさは10mm程度。完全手作りのインレイなのでこの大きさが限度ですが、もっと大きければもう少しリアルなホヌもできるかも。2，3フレットにまたがったり、ヘッド天神に入れるならもう少し大きなホヌも入れることができます。

こういったインレイは基本的に白蝶貝が基本。1，5㎜程度の板状の白蝶貝から細かな糸鋸で形を切り出します。貝の種類は色々あってお好みで全然いいのですが、指板は黒檀で真っ黒なので白蝶貝が一番映えると個人的には思います。ただ白蝶貝は貝の模様がほとんど出ずに真っ白なので、アワビやアバロン貝の方がもっとカラフルです。

ただ貝の色によっては黒檀の黒と色がかぶってしまい、目立たないことも。ポジションマークとしてはパッと見でわかることも大事なので白蝶貝が一番目立つかなと思います。