ウクレレブリッジの接着方法とは2016.04.12

ウクレレブリッジ接着

 

ウクレレブリッジの接着方法は試行錯誤の上、結局は普通にクランプで固定する方法に落ち着きました。このやり方は多くの製作家が行っている方法だと思います。私は木地の状態ではなく中塗り塗装後のサンディングが終わった後にクランプで接着しています。そのため接着位置が分かるよう、マスキングテープで位置決めしておく必要があります。

 

位置決めのマスキングテープはブリッジの大きさより気持ち小さめに貼っておきます。サンディング終了後、そのマスキングを剥がしてきちんと木地の面を出してから接着します。たまに塗装面にそのまま接着されたウクレレを見かけますが、そういったウクレレは後々ブリッジが剥がれやすいようです。たまに修理が来ます。

 

ウクレレブリッジ接着方法

 

 

この画像のやり方は修行時代のもの。修行時代はこのやり方でギターのブリッジも接着していました。独立してしばらくは同じやり方をしていましたが、色々思うところがあり現在では行っていません。

 

バネの力で押さえる方法は木地の段階で接着する必要があります。木地磨き前に濃い膠を使って接着します。このやり方は何十本も作業を行う上では効率良くできますが、接着した後にブリッジ周りを磨かなくてはいけないので、結構磨き残しができてしまうことも。またウクレレのように表板が薄いとバネの力で沈んでしまうこともあるので現在は行っていません。

 


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