カマカ・ブリッジ剥がれ修理2017.09.04

カマカブリッジ剥がれ修理

 

いっそのこと綺麗に剥がれていてくれたほうが修理がしやすいブリッジ剥がれ修理。今回は古いカマカのブリッジ剥がれ修理です。長期保管されていたようでブリッジが綺麗に飛んでくれています。表板の歪みも特別ありませんので、これは単に接着し直せば治ります。表板側、ブリッジ裏側共に残ったボンドは綺麗に取り除き、接着位置を確認後クランプで固定します。カマカはちゃんと弦長補正されていることが多いので、元あった場所に接着するだけです。

 

まずはクランプで仮止めしてみて隙間なく圧着できれば、そのままタイトボンドで接着するだけ。たまに表板が歪んでしまい、クランプで圧着しても密着してくれない場合があり、その時は2液性のエポキシ系接着材で接着します。今回はちゃんと密着したのでタイトボンドでした。


Top