カマカブリッジ再製作修理2018.05.20

カマカブリッジ・再製作修理

 

カマカ・コンサートのブリッジ再製作修理です。コアやマホガニーのウクレレブリッジだとエボニーほど頑丈ではないので、長年の使用に耐えられないことも。今回のコンサートのブリッジも弦を引っ掛ける溝が広がってしまい、調弦で外れる危険もあったのでエボニー製ブリッジに作り替えました。以前も同じ修理を行ったことがあり、そのブログ記事を見た方の同じ内容の修理依頼です。元々のブリッジが結構小さめだったので、あまり違いがないように少し小さめにエボニーブリッジに作り替えました。

 

ナットとサドルはオイル漬けのビンテージボーンで、バフを掛けると飴色に艶が出ていい感じになります。今の牛骨は漂白されて真っ白ですが、昔の漂白されていない牛骨という事でビンテージなのか、経年変化で黄色く変色したという事かな?まあ良く分かりませんが、とにかく光らせるととても綺麗です。今回は表板の塗装はしなかったので古いブリッジは削り取ってしまい、その上からエボニーブリッジを正しい位置に貼り付けました。


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