カマカ裏板の接ぎ割れ修理。表側も少し怪しかったのですが裏板は下半分が思いっきり開いてきていましたので埋木しました。転倒等衝撃によるクラックだとクランプで押さえれば大抵は付きますが、接ぎ割れのような乾燥等で開いてきてしまった場合、いくら押さえても付きませんので埋木をする必要があります。今回は下半分でしたが今後の事も考えて上から下まで溝を作り埋木をしました。

ハワイアンコア材はカラフルな材なのでなかなか色合わせが難しいですが、今回はそれなりに分からなくなりました。まあよく見ればわかってしまいますがパッと見では分からないくらいにはなったので一応は合格点。最後に裏板だけ半艶のつや消し塗装を吹いて完成です。カマカはかなり艶有りのサテンフィニッシュなので再現が難しく、裏板だけの塗装だと同じような艶にはならないのがあれですが、ともあれ完成してすでに納品済みです。