カマカ・ブリッジ再製作修理2018.06.23

カマカ・ブリッジ再製作修理

 

1弦を引っ掛ける溝が経年変化で拡がってしまうといういつもの症状、マホガニーやコアブリッジはもちろんの事、今回のローズウッド製ブリッジでも長年の使用には耐えられなかった模様です。なのでエボニー製ブリッジへの作り替え、クラシックギター風で最近のカマカでよく見かける形状にしました。弦長補正されていなかったのが惜しかったですが、最近のカマカでは大抵行われている弦長補正、古いものだとされていないものも多く見かけます。

 

ピックアップがすでに埋め込まれていたので、ピエゾマイクは当然一旦外してからブリッジは削り取ってしまいます。サドル溝の端からピエゾマイクが見えるのもイマイチなので溝は寸止めタイプ。寸止めされていない場合は溝を一段掘り下げてピエゾマイクを埋め込み、端から見えないようにしたりします。弦高や弦間隔は元のままの通り、ブリッジサドルも作り替えず再利用できました。両端を少し縮めただけで溝の幅や高さは丁度いい感じになりました。


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