カマカ・ナット・サドル交換修理・他2018.05.29
昔のウクレレはローコードのみの伴奏演奏がメインでしたので、あまりオクターブ調整という事はされていませんでした。ので当然弦長補正やピッチ調整等は行われず、オクターブが狂っていても問題にはならなかったようですが、最近では演奏スタイルの幅が広がり、プレーヤーの要求も上がってきているので、そうも言っていられません。カマカでも最近ではキチンと弦長補正やピッチ調整は行われているようです。今回は元々付いていた人工象牙からオイル漬けのビンテージ骨でのナット・サドル作り変え修理でした。
他にバリ取り修理とサイドポジションマーク入れも。サイドポジションは7フレットに一つ入っているのみだったので、残りのポジションマークにもちゃんとサイドを入れました。バリ取りもそれほど酷くはなかったものの、指板際の面取りが小さかったので、もう少し大きめに面取りしてフレット処理を施しました。ナットは何故か隙間が空いた状態で接着されていたので???とは思いましたが、今回ナット作り替えでキチンと隙間なくピッタリと合わせました。