カマカの弦高調整修理2016.06.01

カマカゴールドラベル

 

古いカマカゴールドラベルの弦高調整修理です。弦高は通常12フレット位置のフレットと弦の間を測りますが、現在は3.0mm。それほど高いということはありませんが、弾き難いということですので、2.5mmを切るくらいまでは下げたいところ。またネックが順反りですのでそれもついでに直しておきます。本来修理箇所ではありませんでしたが、ブリッジサドルを削る余地がほとんどないことを考慮して急遽行うことにしました。

 

ネックの順反りはネックヒーターで矯正します。それで一応ネックは真っ直ぐになりましたが、それでもまだ弦高は高めなので後はブリッジサドルを削ります。とはいえサドルを削る余地がほとんどありません。ので仕方なくブリッジそのものの高さを削って下げてしまいます。それで飛び出したサドルを削ることで弦高を何とか2.5mmを切るくらいまで下げることができました。

 

カマカ弦高調整

 

それでもまだ弾き難いようでしたら後はフレットそのものを交換するしかないかもしれません。古いウクレレなのでフレットもかなりへたって来ています。高さも低いのでもう少し背の高いフレットを打つことでもう少し弾きやすくなるかもしれません。

 

古いからかカラッとよく鳴るいいウクレレでした。

 

 


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