カマカ表裏剥がれ修理2024.02.15

カマカ表裏剥がれ修理

 

前回裏割れ修理で治した古いカマカ。一旦納品後、今度は表板が剥がれてきたということでの再修理です。よく見ると裏板も違うところが剥がれてきていたので一緒に接着しました。本当は一旦表裏を剥がして接着し直すのが安心ではありますが、大修理になってしまいますので今回は剥がれた箇所だけ。古いカマカは接着の劣化が酷いので、おそらく他の箇所も今後剥がれてくるリスクはあるのですが、その時は改めてしっかり治しましょう。

 

カマカに限らないとは思いますが、古いウクレレで市場に出回っている本数はやはりカマカが桁違いだと思うので、こういった修理はどうしてもカマカばかり目立ちます。よく見れば接ぎ割れやブレーシング剥がれ・ブリッジ剥がれ等が起こっていることが多く、分解修理で問題箇所をしっかり治すのが安心ですが、今回はそこまでしませんでした。


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