カマカ・センター接ぎ割れ修理2025.04.13
古いカマカの表センターの接ぎ割れ修理。上から下まで割れたように開いてきているようなので埋木を施します。またブリッジもかなり剥がれかかっているので、一旦取ってから再接着。このウクレレはどうやら修理歴があるようで素人修理のためかあまり程度はよくありません。まさか最初からではないと思いますが、でも昔のハワイのウクレレはかなり大胆な仕上がりなので、案外あり得るかもとは思いつつ、でもまあそうではないでしょう。修理した形跡がありますね。
ブリッジは反りかえって剥がれかかっていましたが、剥がしたら意外に反りが戻ってくれたので良かったです。剥がしてから埋木を埋め、裏側のパッチは丁度ブレーシングが貼ってあったので貼れませんでしたが、まあ大丈夫でしょう。最後に艶消し塗装を表板全面に吹き付けて完成です。もう少し艶のある艶消しでしたが、表の傷口が色々目立っていたので、艶消しも完全マット仕上げでなるべく目立たなく仕上げました。