コアトップ亀裂補修2024.10.18
ブリッジ下に入った亀裂気味の割れ補修です。こういった割れ方はコアではあまり見かけませんが、何か衝撃で割れたというより、元々水割れのような割れかかった部分があった感じの割れ方。これは圧着も埋木も難しいので、亀裂にボンドを入れつつ裏から補強のパッチを貼り付けました。幸い艶有りグロス仕上げと違い全艶消しの塗装だったので、亀裂部分も目立たないし、一応これで大丈夫だと思います。
元々は5弦ウクレレだったようですが、弦を結ぶ穴がそれぞれ2つ空いているのを利用して、4弦のみローG、ハイGの複弦仕様で弾いているようです。ローGのナット溝はご自分で掘られたようですが、ビレが発生していて見て欲しいと。弦高はまだ十分に余裕があったので専用ヤスリでもう少し溝をさらってみたところ、ビレも治ったようなのでとりあえずはこれで良し。ナット作り替えも考慮しましたが、今回はそこまでの必要はありませんでした。