コアトップ・ローズサイドバックのコンサートウクレレ2016.09.04

コアトップのコンサートウクレレ ローズバックのコンサートウクレレ

 

今までこの組み合わせで作ったことはありませんでしたが、今回はご指定でハワイアンコアを表板に、横裏をローズウッドで作ったコンサートウクレレです。しかもネックはカーリーメイプルの3P ネック仕様。色々と変わり種のウクレレでしたが完成してすでに納品済みです。天神・指板・駒は全てローズウッド。組み合わせは変わっていましたがデザインや装飾等はいたってシンプル仕様のコンサートウクレレでした。

 

堅い木のローズウッドの横裏には通常、軟らかい杉やスプルースを組み合わせるのが楽器の王道ですが、今回はあえてハワイアンコアを表板に採用した変わり種のコンサートウクレレです。音はやはりハワイアンコア特有の乾いた音がしますね。木の材質がどうしても違う以上、コアの表板で杉やスプルースのような音を出すのはなかなか難しいですが、コアトップは極力板の厚みを薄くしたりして振動しやすいようには作ってあります。

 

メイプルネックのコンサートウクレレ

 

ネックは以前作ったメイプルネック材が1本残っていたのでちょうどよかったです。変わったものは大抵1つ2つ余分に作っておいたりするので、今回は丁度間に合いました。メイプルのような堅い木は反りやすいのがネックなので3Pで貼り合わせて少しでも反り防止になればと。木の反る力はとても強いので反るときはどうしても反ってしまいますが、これはある程度時間が経過しないと何とも言えません。


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