マホガニーウクレレ・横板割れ修理2023.08.16
横板が少し陥没気味に割れたマホガニーウクレレ。割れた部分に少し凹凸ができているので、内側から押し出して平らにしてから接着します。接着自体そこまで難しくありませんが、このマホガニーは着色されているので、そこがちょっとどうしようか思案中。着色まで剥がしてしまうと、再度の色合わせは完璧には合わないので、なるべく着色は剥がしたくありません。ですが割れた箇所は塗装を剥がさないとおそらくスジが少し残るだろうし、さてどうしよう。
通常の割れ修理は完全に凹凸なく接着することは、特に横板でカーブしているし困難なので、大抵は木地まで一旦剥がしてから平らにします。部分的には薄くなってしまいますが、でも薄皮を剥がす程度なので、まあ問題無し、その上から塗装をすれば、ほとんど傷跡が判らなくはなりますが、今回は着色されているので、そこまではできません。少し傷跡が残ってでも着色を残した方が綺麗に仕上がるだろうという判断。どこまで綺麗に仕上がるか、ちょっとやってみます。
<追記>
よく見れば割れたスジが残っていますが、でも着色剥がすよりは目立たなくなりました。着色の色合わせはまず合わないので、横板が微妙に違う色になるよりかは、この方が良いでしょう。