マーチン・セルバンディング剥がれ修理2024.11.28
セルロイドバインディングの収縮による剥がれ修理。セルロイドバインディングは今ではあまり使われなくなってきているはずですが、マーチンでは今でもセルロイドバインディングを使っているのか、収縮でくびれ部分での剥がれをよく見かけます。日本との気候の違いということなのか、そうではないのかよく分かりませんが、収縮で物理的に短くなってしまっているので、くびれ部分を抑えても当然付きません。なのでセルバインディングを一旦全て剥がす必要があります。
で一旦剥がしてから再度貼り直すわけですが、物理的に短いのでボディエンド部で継ぎ足す必要があります。同じセルバインディングを何ミリか継ぎ足して揃えます。今回は幸い内側の白黒のラインは継ぎ足す必要がなかったので、外側のセルバインディングだけ。最後にボディのみ艶消し塗装を吹きます。マーチンの艶消しは半艶ではなく全艶消しのマット仕上げ、吹付けはその方が楽で綺麗に仕上がります。